「シフォンワイヤー」カテゴリーアーカイブ

シフォンワイヤーのレッスンも始まりましたので、少し先のレッスンサンプルも準備しておこうと試作中です。

そんな中、ネットで見つけた苺の白い花がとっても清楚で、気に入ってしまったので、なんとか形にしてみようと作ってみました。

シフォンワイヤーの色とふわふわ感で、実物とは全く違う雰囲気ですが、小さなこだわりがいくつかあります。見つけていただけるでしょうか？！そう、そんな所をこだわってみたのです。（＾＾）

シフォンワイヤーの作品を見た方が、ブライダルものを作ってみたら！と言ってくださったので、久しぶりにティアラを作ってみました。

シルバーのワイヤーで作る作品は、好きなのですが色が変わりやすいのが難点です。
湿度の高い日本では、変色が早いですからね。

見方を変えれば、変色を時の流れとして楽しむ事も出来ます。
記念日から、もうこんなに時間が経ったのね！なんて、ビンテージになるまで持っていて頂けたら嬉しいです。

結城紬の方とご縁が出来、染めと織りをしている所を見学させていただきました。

染めは、化学染料を使うものと草木染めの物があり、どちらも、染める糸や生地を洗うところから始めるそうです。
染料となる草木は、十分に乾燥させて保存しておき必要なときに、お釜でじっくり煮出して液を作り、必要な分だけ取り分けて使っていきます。同じ染料でも、媒染を変える事により何色もの色に染め分けられると言う事です。
天然の物なので、同じ物で染めても同じ色に仕上げることは長年の経験が必要なのだそうです。

織は、ジバタとタカハタを使い、手作業で織られていました。
ひと織ごとに糸を確認し、慌てずきっちりと作業されていました。それでも、糸が切れてしまうとその都度結び直し、また、織り始めるという気の遠くなりそうな作業の繰り返しです。

「でも、織る前の行程がもっと大変なのよ！」
とベテランさんが教えてくれました。

学生時代に「あやがけ」をした、微かな記憶がよみがえります。

こうして、行程を見学させて頂くと、仕上がった生地から作品を作る時の気構えも半端なものではいられなくなります。
良い作品をじっくり作って行こうと改めて思います。